名探偵コナン「迷宮の十字路」聖地巡礼~平次・コナン~【京都市内】

「迷宮の十字路」基本情報

「迷宮の十字路」基本情報
キャッチコピー 工藤新一、古都の謎に挑む!?
公開日 2003年4月19日
監督 こだま兼嗣
脚本 古内一成
主題歌 倉木麻衣「Time after time~花舞う街で~

舞台は京都!迷宮の十字路は、平次と和葉のラブコメ要素たっぷりの作品です。

アニメの聖地巡礼のはしりになったのは、迷宮の十字路ではないでしょうか。

それくらい京都の魅了がたっぷり伝わる作品ですので、1人でもコナンをあまり知らない友人や恋人と聖地巡礼しても楽しめますよ!

迷宮の十字路は聖地の数がとても多いので、こちらの記事を含めて6つに分けて紹介していきます。

劇場版名探偵コナン「迷宮の十字路」京都市内聖地と登場シーン一覧

「迷宮の十字路」に登場する京都市内の聖地一覧はこちら。

「迷宮の十字路」京都市内の聖地一覧 登場シーン
総本山醍醐寺の金堂 三能寺のモデル
本能公園 作中で三能寺があるとされていた場所
京都タワー 京都(未明)のシーン
宮川町 「スナック・ジロー」があったとされる場所
京都駅
  • 京都駅入り口
  • 11番ホーム
旧京都府警本部 綾小路警部の配属先
五条大橋 平次とコナンが京都で出会った場所
五条天神宮 義経ゆかりの地
弁慶石 綾小路警部と出会った場所
清水寺 蘭、園子、和葉が観光していた場所
蹴上インクライン 義経ゆかりの地
蹴上疏水公園 義経ゆかりの地
南禅寺 平次がコナンに初恋の人の話をする場所
南禅寺・聴松院(湯豆腐) 平次とコナンが湯豆腐を食べたお店のモデル
巣望瑠唐紅(スモウルトオク) 鞍馬で平次がバイクを停めていた場所
鴨川 お茶屋のシーン
先斗町 お茶屋があった場所
お茶屋 ふじ原 お茶屋「桜屋」のモデル?
梅小路公園 平次が犯人と戦った場所
夷川児童公園 水尾邸があったとされる場所
小川通り 千賀鈴さんから「京都の手まり唄」を教えてもらった場所
六角堂
  • 元太を探しに行ったとき
  • 怪我をしている平次が動けなくなり休憩しているとき
烏丸通り 仏光寺へ向かう道中
四条通り 仏光寺へ向かう道中
仏光寺 御影堂門 仏光寺
一条戻橋 哀ちゃんがいた橋
比叡山 釈迦堂・にない堂 玉龍寺の本堂のモデル?
龍泉寺※名古屋 玉龍寺の門のモデル?
常徳寺 玉龍寺の門のモデル?
仁和寺 玉龍寺の廊下のモデル?

※公式情報ではなく、個人的に調べてまとめたものですので間違っている部分もあるかもしれません。

総本山醍醐寺の金堂


三能寺のモデルになっているのは、“真言宗醍醐派の総本山醍醐寺の金堂”です。[1]

なんといっても三能寺は、平次が初恋の女の子と出会った場所!迷宮の十字路の聖地中の聖地と行っても過言ではありません。

三能寺は架空のお寺ですが、作中で三能寺があったとされる場所にもちゃ~んとモデルがあります!さすがコナン芸が細かい。

三能寺が登場するシーン

  • 着物を着た小学生くらいの女の子(幼少期の和葉)が手毬で遊んでいた場所
  • 平次が初恋の女の子が落としたという水晶玉を拾うシーン
  • 毛利小五郎に薬師如来像を探して欲しいと依頼したお寺

1.『コナン10yearsシネマガイド』(三能寺 from『迷宮の十字路』)p.112

本能公園


三能寺は架空のお寺ですが、作中で三能寺があった場所は“本能公園”でしょう。

三能寺についてわかっていること

  • 六角通りにある(千賀鈴さんが言っていた)
  • 烏丸御池駅周辺
  • 三能寺の隣には駐車場がある

六角通りにある公共施設で、駐車場が近くにあるのは本能公園だけです。(コナン映画に登場する架空の場所は、実際には公共施設になっていることが多いです)

本能公園の出口から見える駐車場は、映画内でコナンと平次が鞍馬からバイクで三能寺に帰ってくるシーンに登場する駐車場にそっくりです。

ちょっと先には、幼少期の平次が初恋の女の子を探しに出た道路にそっくりな場所もあります。

本能公園前の道路は交通量が多いので、聖地巡礼する際は気を付けて行ってくださいね。

京都タワー

映画冒頭で、盗賊団「源氏蛍」のメンバーの1人が殺害される直前に“京都(未明)”と、京都で殺人事件が起きたことがわかるように京都タワーが登場しています。

京都駅前のバス停辺りから、ローアングルで撮影すると映画に登場したような構図で京都タワーを撮影できます。

宮川町

東山区にある「スナック・ジロー」のモデルになったのは、“宮川町”です。

スナック・ジローは、盗賊団「源氏蛍」のメンバーである駿河次郎がマスターをしていたお店です。

平次がお茶屋の女将・山倉多恵をひったくりから助け、舞妓の千賀鈴と初めて出会った場所でもあります。

スナック・ジローについてわかっていること

  • スナック・ジローの左隣の建物には看板がある
  • 近くに電柱がある
  • 止まれの白線が見える
  • 通りから入ってすぐのところ

以上のことから、宮川町にある光琳前辺りをモデルにしているのではないかと推測。

この先には、お茶屋・桜屋のモデルとなったと思われる「ふじ原」もあるので、間違いないと思います。(ふじ原は、迷宮の十字路で取材協力で紹介されています)

スナック・ジローは架空の場所ですが、「実際の通りを参考にして、現代的な建物はなるべく省いた」とコナンシネマガイドでも紹介されています。[2]

ひったくり犯が逃げていく路地と宮川町の入り口付近の路地の雰囲気は、映画のまんまです。

2.『コナン10yearsシネマガイド』(京都市外と鞍馬山from『迷宮の十字路』)p.102

京都駅

迷宮の十字路で、京都駅は2回登場します。

①京都駅入口

京都駅に到着したコナン達の後ろに、「京都駅」の文字がハッキリ映っています。

園子のこの言葉は、覚えている人は多いのではないでしょうか。

やっぱり京都は、私たち日本人のふるさとよね!

映画と同じように撮影するには結構ローアングルで撮る必要があるので、この写真を撮るとき結構色んな人に見られて恥ずかしかったです。

②11番ホーム


東京へ帰るコナン達がいるのは、京都駅の11番ホームです。

千賀鈴さんの父親の正体がわかったときの白鳥警部、綾小路警部、毛利小五郎の反応が面白かったです。

あのクソ坊主~‼

旧京都府警本部

「おじゃる警部」こと綾小路警部が所属している京都府警本部も登場。

迷宮の十字路で登場した京都府警本部は、旧京都府警本部です。2020年に旧京都府警本部から約200m南にある場所に新本部庁舎へ移転されました。

【建て替え前】
(引用元:Wikipedia「京都府警察」)

【建て替え後】
(引用元:京都府警察)

旧京都府警本部の建物には、文化庁の移転が決まっております。

五条大橋

コナンと平次が京都で出会った場所は、“五条大橋”です。

2人が出会うシーンは、五条大橋のすぐ近くにある「義経と弁慶像」になぞらえて書かれています。[3]


牛若丸と弁慶像

コナンと平次は事件の経緯を話しながら、五条大橋の端まで歩いていき、角にある階段を降りて鴨川を見ながら事件のことを話しています。

3.『名探偵コナン シネマガイド2017』(五条大橋)p.80

五条天神宮

五条大橋で出会った平次とコナンが最初に行った場所は、“五条天神宮”です。

正式には「五條天神宮」ですが、映画内では“五条天神宮”と紹介されていたので映画に合わせております。

今回の殺人事件に「義経記」が関係しているということで平次とコナンは、義経にまつわる場所を周っていきます。

五条天神宮は、義経記において義経と弁慶が出会った場所と言われています。

弁慶石


五条天神宮の後に、平次とコナンは“弁慶石”へ向かいます。弁慶石には、「弁慶が投げた」「死んだ弁慶が石になった」など様々な逸話が残されています。

20年近く前の作品なのに、弁慶石周辺の風景はほとんど変わっていません。変わっていたのは、弁慶石の奥にあったお店がなくなっていたくらいかな?(映画内では「サンマリノ」という看板が出ていました)

「おじゃる警部」こと綾小路警部に、コナンと平次が初めて出会った場所

このビル前で、平次とコナンは綾小路警部に「事件に首を突っ込むな」と釘を刺されます。

2人が弁慶石に向かう途中にチラッと映る特徴的な建物は、“三条ありもとビル”です。

まんま映画内で平次とコナンがバイクで通っていた道そのものです。

清水寺

弁慶石前で、あとに清水寺にいる蘭・園子・和葉のシーンに切り替わります。

蘭・園子・和葉の京都観光ルートは、歩いて巡ることができる京都観光の参考になる場所ばかりです。

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蹴上インクライン

弁慶石を見に行った平次とコナンが次に向かったのは、“蹴上インクライン”です。

蹴上という地名には、義経に深い関わりがあります。

義経と粟田口から九条山の坂に向かっていた歩いていたときに、すれ違った平家の武士の馬が水たまりを蹴り上げ、その水たまりの泥水が義経の着物を汚してしまいます。
着物を汚されて激怒した義経が、そこにいた平家の武士9人(義経の部下という説もあり)を切り捨ててしまい、そこから“蹴上”と呼ばれるようになりました。※蹴上の由来には所説あります。

作中では、桜が満開な時期なのにコナンと平次しか歩いていませんが現実ではありえない光景です。(朝4時とか5時に行かないと絶対無理。)

蹴上疏水公園

平次とコナンは蹴上インクラインから、蹴上駅近くにある“蹴上義経地蔵”を見に歩いていきます。(映画内では“義経大日如来”と紹介)

義経大日如来は、蹴上の由来で紹介した義経に殺された9人の部下を弔うために、村人が祀った像の1つだそうです。

映画内では「蹴上インクライン疎水公園」と紹介されていますが、「疎水公園」だけで検索すると、京都・山科にある「疏水公園」が出てきてしまうので注意してください。

「蹴上義経地蔵」と検索するか、こちらの下にある聖地詳細データからgoogleマップを見ていただく方が確実かと思います。

南禅寺

蹴上インクラインを後に、平次とコナンは歩いて“南禅寺”へ向かいます。

南禅寺は、足利義満が京都五山(1.天龍寺 2.相国寺 3.建仁寺 4.東福寺 5.万寿寺)の上、別格「五山之上」と定めたお寺です。

義経ゆかりの地ではないので、建物を映すシーンをあえて作らなかったのかもしれません。

桜を見た平次が初恋の人を思い出すシーンで、南禅寺の建物は映っていませんが、南禅寺三門から聴松院へ向かう道が描かれていました。

写真は聴松院から見た南禅寺三門へ続く道なので、映画の中で登場する風景を反対側から見たものですが、「この道見覚えある!」という方は多いのではないでしょうか。

迷宮の十字路の中ではあまり目立った聖地ではありませんが、蹴上インクラインから歩いて10分くらいなので、聖地巡礼するなら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

もし京都へ聖地巡礼する予定があるなら、京都が舞台アニメ・京都寺町三条のホームズのおすすめです。

寺町三条のホームズに出てくる京都の名所とコナン京都聖地が結構被るんですよ。

ちょうど5話「失われた龍」に南禅寺が登場し、主人公の三条のホームズこと清貴が良い感じに南禅寺について解説してくれるので行く前に見ておいて損はないでしょう。(ただね絵が…原作の小説の方はいいのに…)

原作はKindle UnlimitedAmazon Audibleで読めるので、ちょっと気になるという人は是非とも読んでみてください。Audibleの声優さんがまたいい声なんですよ。

ミステリーが好きならエラリー・クイーンの「Yの悲劇」をオマージュした15巻「劇中劇の悲劇」だけでも良いから読んでみてほしい。

現代風で読みやすいし名作だけあってやっぱり面白い。

南禅寺・聴松院(湯豆腐)

コナンと平次が湯豆腐を食べていたお店のモデルになったのは、“南禅寺 聴松院”でしょう。ただ、南禅寺 聴松院の湯豆腐は閉店してしまいました。

湯豆腐屋が南禅寺にあるということは確実なのですが、どのお店をモデルにしたかまでは公式でも発表されていません。取材に立ち寄ったお店をこだま監督が気にいり、平次とコナンの昼食シーンに採用されたそうです。[3]

ネットでは、「南禅寺 順正」がモデルになったという声がちらほらありますが、迷宮の十字路に登場する湯豆腐屋と座席や雰囲気が全く違います‼

平次とコナンが湯豆腐を食べていたシーンでは、

  • お座敷である
  • 日本庭園がある
  • 枯山水のような白砂がある
  • 机の上に竹筒の形をした入れ物が置いてある

この4つすべて当てはまる湯豆腐屋は、“南禅寺 聴松院”しかありません。コ平が食べに行った湯豆腐屋のモデルは、南禅寺 聴松院で間違いないでしょう。

余談ですが、モデルになったと思われる“南禅寺 聴松院”で、おいでやす小田さんが昔アルバイトしていたそうです。現在の絶叫芸の原点は、このときのアルバイトのおかげだったとか。

南禅寺周辺には、「南禅寺 聴松院」以外にも湯豆腐屋がたくさんあります。聴松院は閉店してしまいましたが、せっかく南禅寺まで行くならコ平気分を味わってみたいですよね。

現在営業している南禅寺周辺の湯豆腐屋の中で、迷宮の十字路に登場する湯豆腐屋に近いお店を探してみました。

迷宮の十字路に登場する湯豆腐屋に近いのは、下記の2店舗

  • お店の雰囲気が近い…「南禅寺 八千代」の庭園床席
  • 湯豆腐やお料理の雰囲気が似ている…「総本家 ゆどうふ 奥丹清水」

南禅寺 八千代(湯豆腐)

お庭を見ながら湯豆腐を食べられるので、コナンと平次の気分が味わえるかも?

総本家 ゆどうふ 奥丹清水

聴松院の湯豆腐に似ているのは“総本家 ゆどうふ 奥丹清水”です。お鍋の形や、湯豆腐以外の料理の雰囲気も、聴松院に似ています。

3.『コナン10yearsシネマガイド』(『迷宮の十字路』)p.152

巣望瑠唐紅(スモウルトオク)

鞍馬山へ向かった平次とコナンが、バイクを停めた駐車場のモデルになったのは、喫茶“巣望瑠唐紅”の駐車場です。

鞍馬周辺の聖地もたくさんあるので、京都・鞍馬編として別記事で紹介しています。

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鴨川

先斗町にいる毛利小五郎達のシーンに行く前に、チラッと鴨川周辺の風景が登場しています。

四条大橋辺りの風景かなと思っていましたが、映画内の鴨川で映っていた橋は“団栗橋”でした。

映画と同じように撮影するなら、団栗橋と松原橋の間辺りで撮影しましょう。

祇園四条駅と清水五条駅の間なんですが、祇園四条駅寄りです。

聖地巡礼関係ありませんが、この辺りは“安井金比羅宮”が近いので人間関係にお悩みの方、行ってください。

悪縁を切って、良縁を結ぶことで有名ですが、ほんとに効果があるので安易な気持ちでは行かないようにしましょう。

先斗町

毛利小五郎が会食をしていたのは、先斗町です。

京都には「先斗町」「宮川町」「上七軒」「祇園甲部」「祇園東」の五つの花街があり『五花街』(ごかがい)と呼ばれています。
引用元:京都・先斗町「舛之矢」

先斗町は五花街の1つで、迷宮の十字路に登場するお茶屋「桜屋」も取材されたお店を参考にされているそうです。(モデルになったお茶屋は、先斗町ではなく宮川町にあります)[4]

鴨川から見る先斗町も風情があり、京都らしさが感じられますよ。

個人的に鴨川付近を歩くたびに「綾小路警部、こんなカップルだらけの場所でよう1人で張り込みしてたな。尊敬するわ」って思ってしまいます。

先斗町には、絶海の探偵で登場した“先斗町公園”もあるので、そちらも立ち寄って帰りましょう。

4.『コナン10yearsシネマガイド』(京都市外と鞍馬山from『迷宮の十字路』)p.102

お茶屋 ふじ原

エンドロールの取材協力に「ふじ原・藤原武子」と書かれているので、千賀鈴さんが舞妓として働いているお茶屋「桜屋」の外観モデルになったのは先斗町にあるお茶屋「ふじ原」でしょう。

ふじ原は、平次がひったくり犯を捕まえたところからすぐ先にあります。

梅小路公園

平次と犯人が対決していた場所は、“梅小路公園”です。

梅小路公園の中でも平次たちがいた場所は奥の方にある線路沿いの「河原遊び場」になります。


梅小路公園内の案内地図

犯人は大宮通りを通って、寝屋川へ帰る平次を襲ったと思われます。

京都水族館側の入り口なので、梅小路京都西駅よりも京都駅から行く方が近いと思いますが、京都駅から歩いて15分くらいかかるので、もし行かれるのであれば京都駅からバスで「七条大宮・京都水族館前」に向かうのが早くて楽だと思います。

すぐそばに、京都水族館や京都鉄道博物館があるので、子供連れでも楽しめるコナン聖地です。

梅小路公園内には、アルコールやソフトドリンク飲み放題のラウンジや銭湯風の映える大浴場があるホテルがあります。京都駅周辺のコナン聖地巡礼するに、ちょうど良いですよ。

夷川児童公園


病院から抜け出した平次とコナンは、犯人が能面を付けていることから能役者である水尾春太郎の家へ向かいます。

水尾邸自体は架空の場所なんですが、作中の中で水尾邸があった場所は“夷川児童公園”なんです。

  • 水尾邸は夷川通りにある六角通りのある(千賀鈴談)
  • 三能寺へ向かう千賀鈴さんコナン達が歩いていくと、御池通りに出ている
  • 映画パンフレット内の地図に水尾邸のおおよその場所が描かれている

この2点と水尾邸周辺の風景から、夷川児童公園と判明。

水尾邸が夷川児童公園とすると、平次が病院を抜け出して地下鉄で向かった先は烏丸御池駅だと思っていましたが、丸太町駅だったのかな。

小川通り


水尾邸をあとにしたコナンと平次が千賀鈴さんと別れた場所は、小川通りからの御池通り出たあたりです。

交差点の雰囲気から御池通りというのがわかり、千賀鈴さんを横から見ているシーンに映る、交差点の角にある石と標識から小川通りだと推測。

平次の背景に映る「京都紫水ビル」は、「京都白水ビル」をもじったんだと思います。

セブンイレブン 京都小川御池店の前から、小川通りの看板に向かって撮影すると、作中での千賀鈴さんが立っていた場所の再現ができますよ。

コナンが舞妓の千賀鈴さんから「京都の手まり唄」を教えてもらっていた場所は、小川通りから御池通りへ向かう道中でしょう。

数え歌をコナンの教える千賀鈴さんの背後に見える「丸中」という看板は見つられませんでしたが、街並みの雰囲気はそっくりです。

1本隣の通りの西洞院通には、金運で有名な“御金神社”もあるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。24時間参拝可能ですよ。

金運で有名な御金神社

六角堂

六角堂の正式名称は「紫雲山頂法堂」といい、華道家元池坊の本拠でいけばな発祥の地と言われています。

迷宮の十字路で六角堂は、2回登場します。

  1. 元太を探しに行ったとき
  2. 怪我をしている平次が動けなくなり休憩しているとき

迷子の元太を探しに行ったとき

平次とコナン、少年探偵団が、追跡メガネを使って迷子になった元太を探しに向かった先は、“六角堂”です。

このベンチの上に、赤いリュックサックを背負っている元太が、水筒を握りしめながら不安そうに座りこんでいました。

御池通りを超えて小川通りを進み、六角通りを歩いて六角堂へ向かったのでしょう。

烏丸通りに出るまでの六角通りの道が、コナン達が歩いていた街並みに似ています。

元太は、六角堂の中のベンチで座っていました。

母ちゃん…

怪我をしている平次が動けなくなり休憩しているとき

 

お茶屋で殺害された古美術商の桜さんの事件の謎を解くため、鴨川へ向かった平次とコナン。

鴨川から仏光寺へ向かう途中、怪我の状態が悪化した平次が休憩をしに六角堂へ立ち寄ります。

平次とコナンは、桜の木の下にある青いベンチで缶コーヒーを買って休憩していました。

六角堂へ行くなら、すぐ隣にある“スターバックス コーヒー 京都烏丸六角店”に行きましょう。

店内はガラス張りになっているので、コーヒーを飲みながら六角堂を眺めることができ、THE・京都を味わえるとても素敵な空間ですよ。

スターバックスが入っているビルWEST18の2階から見える六角堂は、迷宮の十字路に登場した六角堂全体図そのものです。

映画で登場した六角堂はもっと高さのある所から描かれているので、エレベーターの中から見えた六角堂を描かれているのかと思います。

烏丸通り

六角堂をあとに、平次とコナンは、烏丸通りに出て四条通りを通り、仏光寺へ向かいます。

アップで映る「烏丸通り」の標識は、六角堂から烏丸通りに出て左側にあるものだと思いますが、作中に登場するビルの外観とは異なるのであまり自信はありません。

平次とコナンが歩いていた横断歩道は、烏丸通りと蛸薬師通りの辺りでしょう。建物や看板の風景は変わってしまっていますが、進入禁止の標識があるので間違いないでしょう。

四条通り


仏光寺へ向かう平次とコナンは、四条通りまで歩いていきます。

作中では、四条烏丸の交差点の角に建つ三菱UFJ東京支店前にある「烏丸通り」と「四条通り」標識が、向かいに建つ三井住友銀行京都支店を背景にして登場します。

コナンと平次は、四条通りのアーケード街を通り抜け、仏光寺へ向かいます。

仏光寺 御影堂門

四条通りから歩いてきた平次とコナンは、御影堂門から仏光寺へ入っていきます。

作中では仏光寺をあとにしたコナンは、門の外にある「玉龍寺跡」の史跡を見て何かの気づきますが、玉龍寺跡は架空の場所で実際は駐車場になっています。

一条戻橋

哀ちゃんが一人で観光していた場所は、“一条戻橋”です。

哀ちゃんは、戻橋のことが書かれている掲示板の前に立っていました。

戻橋の伝説

父の死を遠くで聞いた子が急いで京都に戻ってみると、その葬列はちょっどこの橋の上を通っていた。
そのとき父は一時的に蘇生し、父と子は言葉を交わしたという伝説がある。

姉の宮野明美のことを思いながら、戻橋まで来たのかな?

平次が倒れて、新一に戻る必要があるのはわかるんですが、「仏光寺から一条戻橋まで4km弱あるのに、どうやってコナンはアポトキシン4869の解毒剤(仮)をもらいに行ったんだろう…」と映画を見るたびに疑問に気になってしまいます。

比叡山 釈迦堂・にない堂

玉龍寺は架空のお寺ですが、モデルになった場所はあると思います。

ただ、公式に玉龍寺のモデルは発表されていませんが、名探偵コナンの捜査日誌では“比叡山 釈迦堂・にない堂”がモデルになったのではないかと推測。

外観が玉龍寺に似ているだけではなく、他にもモデルになったのではないかと推測する理由があります。

釈迦堂・にない堂が玉龍寺のモデルだと推測した理由

  1. モデルがあるとすれば義経・弁慶ゆかりの地であるはず
  2. 犯人は“弁慶”なので弁慶ゆかりの地?
  3. にない堂には弁慶の逸話がある
  4. 玉龍寺の組物部分が釈迦堂にそっくりである

にない堂は弁慶ゆかりの地で、お堂を持ち上げたという伝説があります。

釈迦堂の特徴的な組物が迷宮の十字路に登場する玉龍寺とそっくり

玉龍寺のモデルは、鞍馬寺や天龍寺ではないかという情報が多いのですが、どれも外観が似ておらず、鞍馬寺に関しては既に聖地として登場しているので玉龍寺のモデルになっている可能性はあまりないと思われます。

コナン聖地あるあるですが、玉龍寺は複数の実在する場所を組み合わせ作られていると思われます。(ex.トロピカルランド)

龍泉寺 ※名古屋

玉龍寺の門のモデルになったのは、名古屋にある龍泉寺と推測。

個人的には常徳寺の門の方が玉龍寺に似ていると思いますが、撮影協力欄に龍泉寺に名前があるので、龍泉寺説の方があっているのかなあ。

龍泉寺というお寺は全国にあるので、名古屋の龍泉寺であっているのかという確証はありませんが、源頼朝ゆかりの地であり、龍泉寺の門前にある亀井水は「頼朝公産湯の井」と言われています

常徳寺

玉龍寺の門のモデルになったのは、常徳寺だと推測。

常徳寺は、義経の母である常盤御前が義経を身ごもっている際に安産祈願で訪れたと言われています。

新一が玉龍寺をあとにするシーンで、玉龍寺の門がしっかり映っているのですが、常徳寺の門とかなり似ています。

仁和寺

玉龍寺の廊下のモデルは、仁和寺ではないかと言われています。

たしかに和葉と平次が走っていた廊下に似ています。

仁和寺は義経ゆかりの地ではありませんが、義経の兄である源頼朝の三男“源貞暁”の出家先なので、玉龍寺のモデルに選ばれたのかもしれませんね。

迷宮の十字路のエンドロールで女の子が走っている桜の咲く公園のような場所は仁和寺です。

劇場版名探偵コナン「迷宮の十字路」を観る方法

コナンの新作映画が放映される4月~6月くらいには、huluAmazonプライムビデオu-nextなど各動画サブスクサイトで劇場版コナン「迷宮の十字路」を見ることができます。

ただ、7月~3月まではどの動画サブスクサイトでも見ることができないので、

上記の方でしか、劇場版名探偵コナン作品を観ることができません。

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参考文献、参考資料一覧

この記事を作成するために参考にした本や資料一覧。

参考文献

参考サイト

「迷宮の十字路」取材協力一覧

  • ふじ原・藤原武子
  • 宮川町・管沼叶恵 千賀鈴
  • 龍泉寺
  • 変身処・舞香

こちらの取材協力一覧は、「迷宮の十字路」エンドロールより引用させていただきました。

まとめ

迷宮の十字路の聖地は、ほとんど京都市内にありますが、

  • 清水寺周辺
  • 御池通り周辺
  • 南禅寺周辺
  • 鞍馬寺周辺

とかなり範囲が広いので、全ての聖地を周るつもりであれば2~3泊くらいするつもりで行きましょう。

京都に精通している私でも、東福寺→京都駅→烏丸御池周辺→六角堂→四条通りを周るだけでも半日は費やしました。(バスや電車も利用しましたが、合計20㎞くらい歩きました)

1泊で京都駅周辺にある【迷宮の十字路の聖地巡礼】するのであれば、

くらいが周りやすいかと思います。

迷宮の十字路は聖地の数がとても多いので、こちらの記事を含めて6つに分けて紹介しています。他の記事も聖地巡礼の参考にしてみてくださいね。

コナン102巻に登場した、蘭と和葉が食べ歩きをした京都スイーツもまとめて紹介しているので、こちらもコナン京都聖地巡礼するなら行ってみませんか。

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